当連合会主催の「四国4県第六回中国留学生大運動会」が10月15日徳島県北島公園総合体育館で盛大に開催されました。スポーツを通して四国各地の大学等に在学している中国留学生の交流と友情を深めようと、愛媛大学、徳島大学、香川大学、高知大学、高知工科大学、松山大学、高松大学、穴吹学園から120名あまりの留学生が参加しました。

　 今回の大運動会は、中華人民共和国駐大阪総領事館李天然総領事を始め、徳島県熊谷幸三副知事、徳島市豊井泰雄副市長、徳島県国際交流協会長野輝雅副理事長、徳島県日中友好協会葭森健介会長、香川県交流推進部航空振興室横関則夫室長、高松市日中友好協会塩田章事務局長他多数のご来賓をお迎えしました。

　 主催者を代表した張会長は挨拶の中で、学生時代のこのようなスポーツ交流を通じて 、互いに接点を持ち交流したことが 、のちにつながりの輪となって 、また新しい交流の場で私たちの思いを継ぐ皆さんが活躍すれば、その輪が四国から日本、そして世界へ広がっていくこと、これこそ私たちの願いであり、この運動会の主旨でもあると述べました。

　 李総領事は挨拶の中で、四国で学業及び生活に励んでいる留学生のため、長年に渡りサポートし、四国地域の留学事業の発展のために力を尽くしてきた当連合会に感謝の意を表しました。また李総領事は、東京都主催第８回中日韓外相会議への王毅外相の出席、G20杭州サミットにおいての習近平主席と安倍総理の会談など、どちらも日中関係が少しずつ良い方向に発展している兆しであり、来年日中国交正常化45周年を迎える記念すべき年に、若者を代表する留学生たちに、関西地区のさらなる日中友好に向けて共に努力してほしいと呼びかけました。

　 競技は県対抗で行われ、バスケットボール、ソフトバレーボール、縄跳び、綱引き等、どの競技も緊張と熱戦に包まれ、チーム一丸の素晴らしい展開を見ることが出来、会場は参加した留学生の皆さんの笑顔と青春のパワーに満ち溢れていました。団体1位は、愛媛県学友会選手団が勝ち取り、団体優勝6連覇を達成しました。団体2位が徳島県学友会選手団、団体3位が香川県学友会選手団、精神文明賞は高知県学友会選手団がそれぞれ勝ち取りました。

　 閉会式では、2016年度の開催地引き継ぎ式が行われ、今年の開催地である徳島県学友会会長より、来年の開催地、愛媛県学友会会長に当連合会の旗が手渡されました。旗を渡す瞬間は、この日の成功の達成感と、来年への期待を込めた歓呼の声と拍手が会場に響き渡りました。最後に全員が一斉に色とりどりの運動着を宙に投げ、大盛会のうちに閉会しました。