2019年1月27日、中国の旧正月「春節」を前に、当連合会と中国駐大阪観光代表処、高松市日中友好協会、高松丸亀町商店会振興組合、香川県中国留学生学友会の共催により、中国の文化に触れる「歓楽春節in四国」のイベントが高松商店街で開催されました。

　 イベントは屋外のバザー会場と室内のステージ会場に分かれ、屋外会場は人の流れが多い高松丸亀町一番街前ドーム広場で行われました。主催者側スタッフは、朝8時から会場に集まり、丸亀町商店街振興組合の協力の下、荷物の搬入、テント張り、調理器具･食材の搬入、中国提灯等の飾り付け作業を順調に進めました。瞬く間にドーム広場は中国春節ムードに包まれ、11時半のスタート時刻より早くに大勢の人が集まり出し、会場は賑わい始めました。中国駐大阪観光代表処の劉海生首席代表の開会宣言「文化交流の本質は心と心の交流であり、この歓楽春節を架け橋として、日中両国の友好がますます深まることを願う」という高らかな声はドーム中に広がり、歓楽春節イベントがスタートしました。オープニングには、地元スタジオトゥルーの40名の子供たちによるダンスで第一部が幕を開きました。寒い日の中でも、子供たちの元気な笑顔とパフォーマンスはとても可愛く、会場全体の雰囲気を盛り上げました。名古屋から出店した刀削麺の美味しさは言うまでもなく、地元中華料理店のごま団子･中華ラーメン、主催側である当連合会から出店した焼き餃子、中国茶味付け卵、ピータン、お粥等はどれも来場者たちに大好評でした。 　 午後から始まる室内ステージイベントには、遠路遥々大阪から中国駐大阪総領事館李天然総領事、香川県浜田恵造知事、高松市大西秀人市長、高松市との友好都市である中国江西省南昌市の青少年友好交流団体をはじめ、大勢の来賓と参加者たちが出席しました。プログラムには関西圏と地元で活動するプロ及びアマチュア演奏家など約10個人・団体が登場しました。中国四川劇の「変面」「水袖」のほか、二胡や瓢箪で作った「フルス」、楊琴など民族楽器の美しい音色が会場を包み、ウイグル族の民族舞踊なども披露しました。 　 夜は高松市内のホテルパールガーデンで祝賀会が開かれ、「歓楽春節in四国」のイベントは無事幕を閉じることが出来ました。祝賀会では南昌市青少年友好交流団の子供たちと地元学校の子供たちが各自舞踊を披露し、2019年中日青少年交流促進年の幕が開きました。

　 この「歓楽春節in四国」のイベントは、中国の伝統文化を地域の皆様に披露すると共に一緒に楽しんでいただき、市民レベルの交流を図り、ひいては、多文化共生社会形成(町作り)にも貢献することを目的として開催されました。