昨年12月新型コロナウイルスが中国の湖北省武漢市を襲って以来、感染は驚くほどのスピードで武漢市内に蔓延し、その後も衰えることなく隣接の市にまで広がり続け、湖北省全体が重大被災地として深刻な状況に陥りました。マスク、防護服などの物資が極度に不足する中、日本をはじめ、世界中から武漢支援の物資が集まっています。

その中でも、咸寧市は武漢市に隣接する町で、感染が最もひどい地域の一つであります。医療物資は常に不足しており、医療関係者たちはウイルスの感染に晒されながら働いていると、湖北省出身の華僑より情報が入り、援助の手立てと使命感を感じた当連合会は、日本でも物資が品薄になっている状況の中で、防護服40着、ゴーグル315個、医療用ゴム手袋49000組、N95マスク160個を第一弾として集めることができました。

この支援物資以外に、地元丸亀サンテペアーレ病院から、速く疫病に勝ち抜く願いを込めた100着の防護キットをお預かりしました。

この支援物資は2月15日に大阪の物流倉庫に搬入し、2月28日の航空便で中国へ向けて無事輸送することができました。この物資は通関手続き終えた後、陸運輸送を経て咸寧市第一人民病院に届くことになっています。

1日も早い感染の収束と、世界中の人々が安息の日常を取り戻せることを願います。